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四日市セントラルGC、芸濃セントラルGC
再生計画案可決
今年1月に東京地裁に民事再生法を申請した両ゴルフ場の再生計画案が、8月10日に東京地裁で行われた債権者集会で可決した。再生計画案によると、現会社を解散し、清算手続き中に商法上の会社分割手続きを行い、新設される新会社に事業を承継させる。その後、現会社はスポンサー企業の東京建物葛yび、その関連企業から得られる譲渡代金を会員に弁済金として支払い、弁済後に清算は完了する。弁済率は、四日市セントラルGCは預託金の1.13%で、芸濃セントラルGCは0.89%としている。プレー権については、継続を希望する会員は、一旦、退会した後に新会社と新たに会員契約を結び、弁済金の内、1万円を新会社に預託する。
又、再生計画案を発表する際、会員有志からの質問に対しての回答が発表された。
1.スポンサー企業の東京建物鰍ヘゴルフ場を転売しない
2.従業員(希望者)の雇用の確保
3.実質的に下回らない内容のプレー権の確保
4.会員資格を得る為の追加の保証金・預託金の請求をしない
5.名義変更は東京建物鰍ヨの譲渡後、ただちに解除する
会員に対して今後のクラブライフについての説明もあわせて発表した。
1.メンバーの先行予約権
2.リニューアルによるプレー環境の充実
3.メンバーの特典の充実
4.競技会の充実
5.プレーデータ―の管理
6.キャディシステム
これによって、東京建物鰍ヘこの地区にキャッスルヒルCC、つくでゴルフクラブ:カムズ、霞GCを含め、5コースを所有することになる。
信和ゴルフグループ
民事再生手続きを続行
ゴルフ場側の民事再生法申立に対して、一部債権者から会社更生法の申立が行われた信和ゴルフグループ(瑞陵GC、ジャパンクラシック他)に対して、7月19日、大阪地方裁判所は会社更生法手続の開始を認めず、そのまま、民事再生法手続を続行することに決定した。今後は8月上旬に裁判所による再生計画案の付議決定を経て、9月中旬に再生計画案の賛否を債権者に問うことになる。
見上カントリークラブ庄内コース
民事再生法申請
見上カントリークラブ庄内コースの経営母体、褐ゥ上庄内カントリーが7月29日、福岡地裁に民事再生法の申請をした。褐ゥ上庄内カントリーは1972年(昭和47年)に設立し、75年に同ゴルフ場をオープンした。オープン当初は順調な売上があったが、バブル崩壊後は入場者、客単価共に低迷。また、親会社の褐ゥ上が経営していた鰹纓zゴルフ倶楽部が民事再生をして、借入金継承等で財務内容が悪化し、同社の支援が今後見込めない為、今回の処置となった。負債総額は約58億円。
富士三次カントリークラブ
民事再生法申請
富士三次カントリークラブの経営母体、富士観光鰍ェ7月19日、広島地裁に民事再生法を申請した。富士観光鰍ヘ1973年(昭和48年)に設立し、同ゴルフ場をオープンした。平成2年には9ホールを増設して、来場者数、売上共に好調であった。しかし、ここ数年は売上減が続き、増設に伴う借入金の返済や預託金の償還問題等もあり、自主再建が困難なことから今回の処置となった。負債総額は預託金を中心に約60億円。
こぶしゴルフ倶楽部
再生計画案可決
こぶしゴルフ倶楽部を経営する鰍アぶしゴルフ倶楽部の債権者集会が7月5日に東京地裁で開かれ出席債権者の94.9%、議決権総額の83.3%の賛成により可決しました。これにより鰍アぶしゴルフ倶楽部は債権者に対し弁済金を支払い、鞄券Z開発に営業譲渡した後、会社を清算する。その後、こぶしゴルフ倶楽部は新経営会社鞄券Z開発の元で再スタートする。尚、名変解除は8月にも行われる予定。
那須伊王野カントリークラブ
民事再生法申請
那須伊王野カントリークラブの経営母体、那須伊王野カントリークラブ鰍ェ7月4日、東京地裁に民事再生法を申請した。那須伊王野カントリークラブ鰍ヘ藤和不動産梶i東証1部上場)の関連会社で昭和50年に『藤和那須カントリークラブ』をオープン。ここ数年は来場者数の減少と客単価の落ち込みで売上が低下していた。その後、親会社の藤和不動産鰍フ経営合理化によって、平成17年2月に別会社に全株式を譲渡して、現コース名の『那須伊王野カントリークラブ』に名称変更した。しかし、預託金の償還問題も抱え、資金手当の目処も立たない為、今回の処置となった。負債総額は預託金を中心に約24億円。
エフシーサービス
破産手続開始
昨年12月に特別清算した富士カントリー鰍フグループ企業のエフシーサービス鰍ェ7月1日に名古屋地裁から破産手続き開始の決定を受けた。エフシーサービス鰍ヘ富士カントリーグループのゴルフ会員権売買を行っており、同グループの崩壊により、事業継続が困難となり今回の処置となった。負債総額は約45億1500万円。
富士カントリー榊原温泉ゴルフ倶楽部
名称変更
旧富士カントリーグループ、富士カントリー榊原温泉ゴルフ倶楽部の名称が、6月28日より『三甲榊原温泉ゴルフ倶楽部』に変更した。同ゴルフ場は昨年12月17日に経営母体の富士グリーン鰍ェ民事再生法を申請したが、今年の3月30日に三甲株式会社を新スポンサーとする再生計画案が可決されている。
那珂川ゴルフ倶楽部
民事再生法申請
那珂川ゴルフ倶楽部の経営母体、鞄゚珂川ゴルフ倶楽部が6月24日、東京地裁に民事再生法の申請をした。鞄゚珂川ゴルフ倶楽部は昭和47年11月に設立。59年の経営者交代を経て63年9月に同ゴルフ場をオープン。関連会社が経営するホテルも併設。しかし、バブル崩壊以後は来場者数、売上共に低迷。預託金償還問題も抱えていたことから現状での自主再建は困難と判断。事業譲渡を前提に今年5月31日新代表が就任し民事再生を申請した。今後はスポンサー企業の下、再生計画を提示して会員などの承認を求める予定。負債は預託金を含め約187億円。
本間パブリック和歌山コース
民事再生法申請
ゴルフ用品メーカー、竃{間ゴルフが6月20日に東京地裁へ民事再生法の申請をした。竃{間ゴルフは昭和33年の創業。バブル期においては高級ブランドとしてゴルファーに人気を集めた。また、ゴルフ場も阿蘇高森ゴルフ倶楽部(熊本県)、本間パブリック和歌山コースを経営し、平成7年にはジャスダックに上場した。その後は他メーカーとの競合や消費の低迷により売上は減少。近年はアジア市場に活路を求め、韓国、中国にも店舗を展開していた。しかし、昨年4月には阿蘇高森ゴルフ倶楽部を売却したり、社員のリストラ等も行っていたが財務体質は変わらず、今後減損会計処理が行なわれると債務超過が確実となっていた。これにより、ジャスダック市場は21日付で整理ポストに入り、上場廃止となる。負債は約305億7200万円。